麻雀アニメ 咲
それまで麻雀漫画と言えば厳ついオッサンが
主人公で線の尖った絵でとイメージあった物を
すべて根底から覆し、美少女萌えと麻雀の融合を
果たした作品が『咲-Saki-』です。
少年誌の読者層に合わせ各キャラクターは
特有の能力を持っており、
対局シーンは能力麻雀とも呼ばれる
一種の異能系ファンタジー作品に仕上がっています。
本編が2度アニメ化された他、
スピンオフ作品の『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』
もアニメ化されました。
都合3度のアニメ化ですね。
ひとつの作品でこれだけ何度も、
しかも麻雀という決してメジャーとは
言えない題材がアニメになるのは凄いことです。
『咲-Saki-』を見て思うのは作者のキャラクター造形能力が高いことです。
麻雀が現実世界での野球やサッカーほど
有名スポーツとして認知されている設定で、
全国を目指し各校が団体戦を戦うストーリーなんですが、
そうなるとキャラクターは際限なく増えて行きます。
スポーツ物の漫画でも連載が進むと忘れられるキャラクター、
特に印象残らないキャラ出てきます。
『咲-Saki-』はメインだけで数十人いるのに
ほとんどのキャラに個別のファンが付いていたり、
ファンアートのネタにされたりするんです。
セリフ1個しかない単発キャラまで見た人の記憶に残るデザイン。
これが人気の理由にあるのは間違いなさそうですね。